タミフルの副作用と症状

タミフルはインフルエンザ治療薬の商品名です。服用した子供が異常行動に走り転落死するなどの事件が相次いだため、副作用が疑われましたが、因果関係は未解明です。頻度の高い副作用として、腹痛・下痢・嘔気があげられています。

タミフルの副作用と症状TOP

タミフルとは

インフルエンザが流行してくると一躍脚光を浴びる「タミフル」は、スイスの製薬会社であるロシュ社の治療薬の商品名です。

インフルエンザの治療薬としての正式な名称は「オセルタミビル」といいます。インフルエンザは今のところA型・B型・C型の3種類があります。

インフルエンザ治療薬に「アマンタジン」という薬剤がありますが、この治療薬はA型にしか効果が認められないのに対してオセルタミビルは、A型とB型のインフルエンザに効果が認められ、恐ろしいトリインフルエンザにも効果があるといわれたことから、「タミフル」がクローズアップされました。

しかし、青少年の服用者の中には、タミフルの副作用ではないかと疑われることになった異常行動に走って生命を失った者も出たため社会的な問題にまで発展しました。

これまでのところ青少年の異常行動とタミフルとの因果関係は解明されておらず、タミフルの効用と副作用について今後も議論が続けられるものと思われます。

タミフルの副作用について

タミフルは2001年2月から日本国内で使われるようになりました。2007年の3月時点で延べ3500万人が使用しております。

さて、問題のタミフルの副作用についてですが、いわゆるFDAと呼ばれるアメリカ食品医薬品局は2005年11月の発表で、タミフルを服用した日本の小児患者12人が死亡したことを取り上げています。

内訳は4人が突然死、4人が心肺停止、他の4人は意識障害・肺炎・急性膵炎・窒息です。そのほかにも、世界中で皮膚超過敏症が12件ほど、幻覚・異常行動などの精神神経病的な症状が32件あったことを報告しております。

しかし、その大部分は日本で発生した事例で、タミフルを服用したことによる副作用などの因果関係が疑われる可能性がある事例で死亡に到ったものは日本以外の国では発生していないということでした。

この時点でFDAは、タミフルとの因果関係は特定が困難と述べております。一方、この年の11月末日に日本小児科学会はタミフルと異常行動との医学的因果関係について否定的な見解を発表しております。

このように、タミフルの服用による副作用の問題は日本を中心にクローズアップされたわけですが、その後の厚生労働省の調査では、2006年末現在で、タミフルを服用後に死亡した人が54人、異常行動が起きてマンションから転落するなどして死亡したケースが5件(2007年2月末現在)となっております。

この異常行動はいずれも12〜17歳の若い年代でしたので、タミフルが発育途上の青少年の脳などに副作用をもたらしたのではないかと問題視されました。

しかし、2006年冬季に行われた1万人を対象とした17歳以下のタミフル服用者と服用しなかった者の疫学調査では、服用者の異常行動発生率が10%で非服用者との間に差がなかったことから、異常行動がタミフル服用の副作用などによって起きるのかどうか未だに解明されていない状況です。

いずれにしてもタミフルの副作用によるものかどうか因果関係は明らかになっておりませんが、インフルエンザに罹った子供達がタミフルを服用した後で異常行動に走り死亡する痛ましい事件が相次ぎましたことはご存知の通りです。

このため厚生労働省は、「十代での使用制限は妥当」という見解を発表するとともに医師や保護者などにタミフル服用に当っての注意を呼びかけております。

なお、タミフル服用による異常行動にスポットが当てられたためその他の副作用についてあまり取り上げられておりませんが、タミフル使用による頻度の高い副作用として、腹痛・下痢・嘔気などがあげられております。服用されるときは十分注意してください。

本ウェブサイトについて

・ 本サイトはリンクフリーです。どのページへもご自由にリンクなさってください。
・ 掲載されている情報は不完全な場合があります。自己責任でご利用ください。
・ 本サイトは何も保証しません。一切責任を負いません。