出産と痔 - 治し方など

痔は便秘などで便が硬くなり排出時に肛門を傷つけることが大きな原因と考えられています。妊娠・出産時は子宮の拡大で血流や腸のぜん動運動が影響を受け痔になる女性が増えます。妊娠4ヶ月を過ぎれば薬剤治療が可能になります。

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痔ができる原因

妊娠中あるいは出産で痔に悩まされる女性が多いようですね。

痔ができると排便するのが億劫になり我慢してますます悪化させてしまうことも少なくないようです。一般的に痔は「いぼ痔」「きれ痔」「痔ろう」に区別されております。

いぼ痔は男女を問わず最も日本人に多い痔といわれ、実に3人に1人は経験があるそうです。

痔になる原因として大きな要素となっているのが便秘です。便秘をして便が硬くなってしまうと、それを出すために強くいきみます。

そして便が出るときに摩擦して肛門を傷つけてしまうことがいぼ痔の原因といわれます。また、いぼ痔は下痢でもなります。

下痢をするときに便が勢いよく流れますので、やはり摩擦が起こり肛門を傷つけるからです。きれ痔の場合も同じように硬い便が原因です。肛門を傷つけると痛いので排便を我慢した結果、便がますます硬くなり排便時に肛門が切れてしまいます。

痔ろうの場合は、下痢が原因と考えられています。下痢をすると便がすごい勢いで排出されます。この時に普段は便が入り込まない肛門腺窩(肛門と直腸の境目にあるくぼみ部分)に入りこみ便にいる細菌が感染して悪化すると化膿したり炎症を起こして痔ろうになるといわれます。

出産と痔について

出産をした70パーセントの女性が痔を経験しているそうです。それ程出産と痔は関係があるのですがなぜなのでしょう?一般的に女性は便秘する人が多いようです。

生理前は女性ホルモンの関係で腸のぜん動運動が弱くなったり、職場がトイレに行きにくい環境で我慢したり、ダイエットで水分や食物繊維が少なかったりいろいろな原因があげられております。

このため出産の経験がない女性でも5割の方が痔を患ったことがあるそうです。もともとこのような「痔」の素質(?)を持った女性が妊娠や出産をすると痔になる確率はますます高くなります。

妊娠は子宮がお腹の中で大きくなっていきますので、大腸から直腸をかなり圧迫します。このため、血流や腸のぜん動運動が弱くなり、便秘がちだった女性がよりひどい便秘になり、排出作業で相当いきむ結果いぼ痔やきれ痔になってしまいます。

出産のときも同様に大変ないきみを伴いますので、このいきみで妊娠中にできたいぼ痔が外に飛び出すような事態も発生するそうです。

出産に関わる痔の対処法

妊娠から出産へと、子孫を残すための女性の一大イベントが分娩だけでなく妊娠中から痔に悩まされることは折角のイベントに苦痛が伴うことになってしまいます。

妊娠4ヶ月までは胎児の器官形成期ですので胎児に影響が出ないように薬剤による痔の治療はできませんが、その時期を過ぎれば、非ステロイド系の薬剤治療は可能と言われております。

漢方薬を利用することも考えられます。出産後は頼めば痔の薬を産婦人科で処方してくれますので軽快していくと思います。普段から便秘症の人は長引いたり、そのまま慢性化することがありますので、肛門科の診察・治療を早めにうけることをお薦めします。

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