爪白癬の治療法

爪白癬は足の爪の水虫で皮膚糸状菌と呼ばれる真菌が原因です。白癬菌は角質層のケラチンを好み、爪はケラチンなので足の水虫から感染します。治療は長期にわたり内服薬を服用することで完治させることができます。

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知ってますか爪白癬?

医学用語に出会うといつも思うことですが、医学用語は難しい言葉だらけですね。

ドクターは優秀な人たちですから難しい言葉でも難なく覚えてしまうのでしょうが、一般の人には、なにそれ?と首を傾げてしまうことが多いです。

この爪白癬は「つめはくせん」と読みますが、平凡な私などが説明に使う言葉は「つめの水虫」です。

水虫というと時には手にできることもありますが、大抵は足にできますね。

下駄や草履を履いていた時代は足が開放的でしたが現代の靴の時代になり、白癬菌と呼ばれる水虫の菌にとって靴の中の湿度・温度・栄養条件などが最適になり爆発的に増えることができたようで、まさに現代病といえるでしょう。

ところで、足の指などにできる水虫は良くご存知のことと思いますが、爪白癬と呼ばれる爪の水虫はご存知ない人が多いかもしれません。「こんな硬い爪に水虫ができるの?」とビックリされている方はむしろ幸せです。多分爪白癬に罹っていないと思われます。

爪白癬ができるわけ

どうして爪にまで水虫ができるのでしょう?水虫の菌である白癬菌は、人間の体に棲みついている真菌(カビ)の一種で皮膚糸状菌と呼ばれます。この白癬菌は皮膚の一番上の角質層に棲みついて角質のケラチンという物質を好物にして増殖します。

靴を履いていると靴の中の温度や湿度が高くなってケラチンを餌に白癬菌が繁殖するのです。「でも爪は硬いから水虫にはならないでしょう?」と思われるのももっともです。ところが爪白癬ができてしまう。私は爪の状態が悪いと「カルシウムが足りないよ」などと言われましたので信じ込んでいました。

しかし、爪はカルシウムではなく白癬菌が好むケラチンなのです。爪白癬になってしまった人は足の水虫に罹っていた人がほとんどで、足の白癬菌がさらに自分のテリトリーを広げて爪のケラチンまで侵入してきた結果、爪白癬が起こったと考えられます。

爪白癬の治療について

白癬菌は皮膚の角質層・毛・爪などを好みこれらの部位に侵入して病気を発症させます。

同じ白癬菌が原因の病気でも侵入した部位で私たちが使う通常の呼び名が異なります。頭部白癬はシラクモ、股部白癬はインキンタムシ、体部白癬はゼニダムシです。

聞いたことがある病名だと思いますが、みんな白癬菌の仕業なのです。爪白癬は感染してしまうとその治療は時間がかかることを覚悟する必要があります。

最近は足の水虫に効果的な外用薬が出ておりますが、爪の水虫である爪白癬を外用薬で完治させることはまず無理です。

足の親指の爪が黄色くなって変形してきたら爪白癬が疑われますので、皮膚科医の診断を受けて飲み薬で完治を目指します。飲み薬は2種類あります。ひとつは毎日服用して6ヶ月間続けるもの、もうひとつは「パルス療法」といって、1週間続けて服用し、その後の3週間服用しないで様子を見る治療法です。これを3回、つまり3ヶ月続けます。

パルス療法の場合は、服用しない3週間は経過期間として医師の指示に従って来院し効果をチェックしてもらう必要があります。どちらにするかは医師と相談して決めることになります。また、何か他の薬を飲んでいると服用できないことがあります。服用している期間中に何回か肝臓の機能チェックで血液検査が行われます。

この薬の指示事項を守って服用を続ければ爪白癬は完治します。

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